ライバー婚活?伸びるライブ配信市場。独身男性への影響を考察

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一説によると独身男性が

 「自由な独り身生活もいいけど、やっぱり結婚したいな」

 と思うきっかけは、周りのカップルの幸せを見たときよりも、時折夜中に襲う「孤独」の方が強いと言われている。

 

 例えば夜就寝時にとてつもない闇に落っこちるような感覚を味わう独身男性は多いだろう。このまま一人で生涯を終えて誰にも看取られること無くこの世を去る。そんな絶望。しかし次の日に目覚めると、すっかり結婚願望など忘れて出勤して仕事をする。そして変わらない独り身生活を可もなく不可もなく過ごす、、、

 そして今、新たにこの孤独を加速させる魔物が登場しているのだ。

 

 2022年現在、ライブ配信を行う人「ライバー」が増加している。

ライブ配信の市場規模は2020年時点で約140億円で、2024年には約984億円まで成長すると言われている。

 ライバーはライブ配信アプリでいわゆる生放送をするわけだが、わたしたち「視聴者(リスナー)」はこのライブ配信アプリを通してライバーとコミュニケーションを楽しむことができるのだ。ここではリスナーからライバーに投げ銭(視聴者が課金するアイテムなど)を送ることがで、その投げ銭がライバーの収入となる仕組み。

 ライバーの中には月に100万円以上を稼ぐ人達もいるわけだが、そんな次々現れるトップライバー達を見てYouTuberから転向する人も多い。

 彼らがライバーをはじめる動機は、

  • 「本業の給料が少ないから副業で稼ぎたい」
  • 「YouTuberのような有名人になりたい」
  • 「配信で生活費を稼いで自由な暮らしをしたい」

といったものが多い。スマホ一つあれば誰でもはじめられ、時間も場所もライバー自身が選べるし、初期費用もとくに必要ないのも人口増の大きな要因だ。

 

 そのライバーブームが男性未婚率に拍車をかけているかもしれない

 日本では既婚率が下がり続け、未婚男性の割合は約23%。原因は大小さまざまだが、その一つにインターネット・SNSの発達があるのは間違いない。

 現代では10年前に比べ、一人でも人とつながれる手段があまりに増えた。SNSやブログ、そしてニュース記事のコメント欄のやりとりなどで、気軽に他人とコミュニケーションがとれる。そんな孤独を軽減する環境がすごい勢いで発展している。

 その中でも動画配信技術の進化は止まらない。

今では高画質の動画を、いつでもどこでも無料でみられるというのが普通になった。

そこで爆発的に人気の高まったコンテンツが「ライブ配信」。動画配信者、つまりライバーとのコミュニケーション配信だ。

 

ライバーは独身男性の孤独を簡単に埋めてしまう

 トップライバーたちは、とにかくコミュニケーション能力が高い。

配信で人気を集めるために必要な条件はいくつかあるが、コミュニケーション力が半分以上をしめている。

 トップライバーはリスナー(視聴者)の気持ちをよく理解している。リスナーが求めるリアクションに応えたり、課金して投げたアイテムへの感謝の言葉を述べたり、しっかりリスナーのツボを捉えて反応している。トップライバーはリスナーが求める行動をとるのが上手いのだ。

 このライバーの神対応により、自宅にいながら独身男性の孤独がかき消され、結婚への欲望も薄まっていく。配信ライブのコメントでは「今日何していたの?」という声かけからはじまり、趣味の話や、果ては悩み相談までできてしまう。

 配信中のやりとりでライバーと険悪になってしまっても、スマホのボタン1つでライバーをブロックできるし、他のライバーに推し変したっていい。そうしていれば自分が傷つかず、身体的にも精神的にも労力は少ない。生身の女性を相手にする「結婚生活」が逆に辛いものに見えてきてしまうわけだ。

 

キャバクラやスナックより長時間利用しやすい

 加えて、キャバクラやスナックなどに通うよりも出費も少ないのも見逃せない。

一切課金せずに無料で楽しんでいるリスナーも大勢いる。リスナー活動で主にお金がかかるのはスマホゲームと同様「アイテム課金」だ。推しライバーを応援するため、課金してはアイテムを投げて、配信枠を盛り上げる。投げたアイテム量に応じて投げ課金者や配信者のレベルが上がったり、推しライバーの収入になったりする。

 その1回の課金額は1~10万円まで細かく区切られ、無理のない範囲で調整できる。自制心を保つことができればだけど。

 さらに時間が経つのも早い。YouTubeを眺めていて、長時間たっていた経験は誰しもあるだろう。ライブ配信視聴も夢中になっていると2~3時間はあっという間にすぎる。配信で推しを応援していたら、いつの間にか手の中のスマホが熱くなっていて、日付が変わっていると焦ることもある。

 キャバクラで2時間遊んで1.5万円程度かかると考えるならば、ライブ配信はリーズナブルに若い女性とやり取りできる、非常にハマり要素が強いツールなのだ。

 

このままだとライブ配信は規制されるかもしれない

 1万人を超える女性配信者から選べ。枠で課金アイテムを投げれば若い女性に認識してもらえる。家からでなくても良いし、無料でも遊べる。リアルの人間関係に比較すればトラブルだって圧倒的に少ない。

 強烈すぎるほど男を駄目にする、このエンタメを抑え込める人がいるだろうか? 止めに入った紳士がいても、その紳士も配信にハマってしまいミイラ取りがミイラになるのが目に見える。

 こうなれば政治が介入するしかないのだ。

 近々ライブ配信が未婚率低下になっているとして国が動くかもしれない。大げさに聞こえるかもしれないが、少子高齢化は話で聞くより相当深刻である。男女に出会って欲しいのに、自宅で一人楽しむ独身者ばかりの状態に焦りを感じる国会議員は出てきてもおかしくない。

 そのうちテレビをつけていたら

「本日、閣僚会議でライブ配信の規制条約法案が提出されました~」

なんてアナウンスされる瞬間を目にするかもしれない。

 

例えば、以下の対策は充分可能性がありそうだ。

  • ライバーの配信で得た収入の税率を高くする
  • 長時間視聴を防ぐため、リスナーの視聴時間制限を設ける
  • 生活費に影響が出るほどの重課金を防ぐため、課金アイテムの値上げ

とはいえ、政治家もライブ配信規制はほぼ経験が無いので、どんな対策・法案が打ち出されるか現状では検討がつかない。

 ただ、人口現象で先細りが決まっている日本だから、この国の政府は、いつかライバー市場に目をつけるだろう。

 

新婚活形態!? 別の可能性が現れるかも、、、

 上記の規制はライブ配信への「締め付ける介入」で、ライバー界隈からすればネガティブな規制だ。

 でも逆に「前向きにできる介入」もあるかもしれない。

 例えば【ライブ婚活、ライブ合コン】への国からの補助・支援だ。

 

 「ライブ婚活、ライブ合コン」とはライブ配信で自宅にいながら異性と出会え、うまく盛り上がればリアルでデートにつながる、ネット版の婚活だ。

 チープな考えに思えるかもしれないが、すでにビジネスモデルとして検討している人はいるだろう。実現したら大きな市場になり、世間から注目されるに違いない。

 

 そのうちライブ婚活のサポート会社や、オンラインサロンなども出現してきて、熱があがっていくのは想像に難しくない。新たなエンタメジャンルの誕生で経済が活性化するのではないだろうか。

 それならば国も援助する名目が経つというわけで、ライブ配信を応援してくれるようになる。例えば成婚者を多く出した企業には特別給付をしたり、減税など優遇制度をしたり。またSNSでもライブ配信でも誹謗中傷問題は大きな課題だが、その対策強化も期待できる。

 やはりライブ配信は、少し大げさだが人口減少に苦しむ日本を救う可能性を秘めたコンテンツなのだ。

 

ライブウエディングは孤独のそばにある!?

 あなたが未婚で、ライブ配信にハマり、推しを応援するのが生きがいで、現状に不満はないとする。でも本音では「チャンスがあれば伴侶がほしい」と思っている。

 ならば今のうちに、配信用のアタックスキルを磨いておくと良いかもしれない。

 

 ライブ配信でライバーを口説くとしたらどんなコメントをするか、アイテムを投げるか、ライブ配信におけるファンクラブの「ファミリー」でどう立ち回るか、他ライバーに浮気しても見つからない視聴テクニック←!? は何かなど。

 

 現状上り調子のライブ配信業界。今後も伸びることは間違いないだろう。この業界なら「ライブ配信キッカケで結婚」はありえる話だし、リスナー誰にでもチャンスがある。独身のまま推しライバーのアイコンを握りしめて棺桶に入るのが嫌なら、本気で配信者を振り向かせる努力をしてみてはどうだろうか?

 そうすれば、あなたのもとにかぼちゃの馬車がやってくるかもしれない。

 そして他リスナーに嫉妬されて、配信アプリの運営にいやがらせの通報をされるかもしれない、、、!?

 

 

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